鈴木 志保 『船を建てる』

 


「コーヒー」と「タバコ」という二頭のアシカと、
その仲間のアシカたちがおくる短編集。
すべてのストーリーは最終的にはひとつにつながる。
可愛らしい絵とは裏腹に、とても切なくて、
何度読んでも涙が出てきてしまう。
ページをめくるたびにその美しい構図とラインに
見入ってしまうだろう。